昨日は友人たちと春吉にある糸島産と朝倉産の食材を売りにしている居酒屋に行ってきた。
結論から言うと残念でしたwww
予約していた時間に行くと満席で、その前のお客さんもまだ帰ってないということで店内で待ちぼうけ。待たせ方もカウンターに友人二人、一人で来ているほかのお客さんを挟んで厨房と客席の通路に椅子を用意されて自分。
なんじゃそりゃwww
自分はいいけどその間に挟まれたお客さんの方がツライわ!!そのお客さんに対して面と向かってるし。まあ事前に電話で少し待たされることも聞いていたので、そこはまず良しとしよう。それにしてもね。。。
席が空いたのでテーブル席に移動して、気をとりなしてお通しからスタート。
料理の説明。「糸島産の~、、、糸島産の~、、、糸島産の~、、、」
料理が来る度にこの「糸島産の~」が印象的だったwww
全然料理の内容が頭に入ってこないww。
いやわかるけどね。こだわってますよ感を出したいの。けど違うんだよな~。そこじゃないんだよ。押すとこ。。。産地じゃないんですよ。
糸島の誰がどういう風に作ってて、こういう特徴のある食材なんですよ。っていうストーリーが完全に抜け落ちている。
バカの一つ覚えみたいに産地を連呼された所でお客さんの心はつかめないよ。
それじゃ「はぁ、そうですか・・・。」で終わっちゃうよ。
少なからず自分にはグッと来るものが一つもなかった。
ここには「顔が見える食材」すらなかった。
それに関しては説明がなかったから単純に直売所で仕入れてきたものを糸島産って言ってるだけなんだろうね。食材にこだわりを見せたそうだったから勿体無かった。
Tasobi縁長の堀田幸作さんがおっしゃる「顔が思い出せる食材」には程遠い。
こういう安易な「糸島産の~」使い方はとても危険だと思う。仮に出てきたものがこれで美味しくなかったら全体としてのイメージがつくからね。まあ逆も然り。
all or nothing.
これは目の届かない使う側の問題なのでなおさらだよ。
それと昨日は飲食店における接客サービスは提供される料理への印象に対して、かなり影響しているとも思った。
前述したように忙しいこともあって店のスタッフがテンパってて、それもいちいち気になって内容が頭に入ってこなかったな。個室を持たない板場と客席が近いお店ならなおさら。
自分が接客に対して気持ちいいと思うときは、見てて無駄な動きがないこと。これに尽きるな。
昼間の牧のうどん(本店)の厨房を覗いてほしいwww。麺を上げる人、トッピングする人、配膳する人。トッピングする人が中枢指令系統になって役割がハッキリしてて無駄がない。あそこで働ける人はどこへ行っても務まるだろうな。
自分にとって外でご飯を食べに行く行為は非日常を楽しむ事。
これはどういう事かというと、自分では作れない料理、食べられない食材を頂くこと。雰囲気を楽しむこと。糸島に住んでから外にご飯を食べに行く機会が減ったから、尚の事、楽しみにしている。意識させようとしている店に来ているのだから、自分も意識しようとしているわけだ。
よくCP(コストパフォーマンス) って言われるけど、食材の原価だけじゃなくてサービスを含めてのCPであって欲しいな。単純に食事代を安く済ませようと思ったらいくらでもあるわけだから。(人によってCPは捉え方が違うのであんまり好きな言葉ではない。)
こだわりを持とうとしているお店だったから勿体無かったな。