今日は玉ねぎとにんにくを殺菌剤で防除をしました。一昨日の台風並みの雨風で葉が痛んで、そこから病気が入るのを防ぐためです。
こういう台風のような雨風やもちろん台風の時は、土壌が風で舞って葉に付着し傷口から菌が進入しやすいので、確実に病気が入ります。なので予防的に防除して行きます。
ユリ科に発生するさび病やべと病は、一度出してしまうと何年も土壌に居残り続けてしまうので、そういった意味でも出さない努力をしないと昨年のべと病が蔓延してしまう事態に陥ります。一番の対策は圃場を代えていくことですが、作付け計画上できないこともありますのでそういった意味でも防除は必須です。またこれから西日本は12月~1月の気温が比較的高い予報が出ていますので初期に叩く所は叩いておきたいです。
すでにお亡くなりになったもの、これから死にそうなもの、マルチに風に吹かれて苗がもぐりこんでしまったものなどありますが、お構いなしにとにかく予防です。
昨年はべと病で晩成の玉ねぎを1つも採らずに、終わってしまいました。前年の9月に苗を仕込んで、5,6月に収穫を迎える玉ねぎ。半年以上かけて準備して採れないのは大きな損失です。精神的にも。
今年は玉ねぎの作付け場所を変えない代わりに、夏場に緑肥もしました。堆肥もしっかりと入れて準備しました。でも予防します。
なるべくせずに済めば手間も懐も自分の体にもやさしく言うことはないですが、お客さんはそんなこと知ったこっちゃありません。病気で採れなかったの?あーそう。ふーん。大変だったね、で終わりです。形にして出来て採れて、初めてお客さんとお話が出来ます。
去年の二の舞はもうごめんです。でも出来る保障も保証もありません。でも出来るような努力はしていきます。
それでもなぜそうじゃないとできないの?って言われたら・・・。
近づけるように努力しますよ。